日本私法学会第80回(2016年度)大会のお知らせ【10月8日、9日開催】

日本私法学会第80回(2016年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2016年10月8日(土)・9日(日)
場所:東京大学法学部
(〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)

大会会報・資料

第80回大会の会報と資料は以下からダウンロードしてください。

大会次第

I 個別報告(10月8日 10時00分~16時10分)
1)第1部会
「保証人の保護に関する一考察――フランス法におけるその規律の構造を素材として」千葉大学准教授大澤 慎太郎
「契約締結過程の法的規律――契約内容の形成の問題を中心に」早稲田大学准教授山城 一真
「買主の追完請求権とその限界――性質合意と等価性という視点から」大阪経済大学専任講師田畑 嘉洋
「代理人の忠実義務の内容及び善管注意義務・委任事務処理義務との概念的関係について」 国士舘大学准教授田岡 絵理子
(2)第2部会
「ヨーロッパにおける夫婦財産制の新展開」近畿大学准教授松久 和彦
「ドイツ著作権法における『財産権(Eigentum)』の保障と制限」龍谷大学准教授栗田 昌裕
「人体の処分の法的枠組み――フランス法の展開から」北海道大学准教授櫛橋 明香
「懲罰的損害賠償の現代的展開」弘前大学准教授吉村 顕真
(3)第3部会
「任意法規の基礎理論的検討――自律・秩序・厚生の観点から」京都府立大学専任講師松田 貴文
「非顕名代理の再評価――アメリカ代理法における非顕名代理の法律構成を参考に」近畿大学准教授西内 祐介
「独仏法における指図理論の歴史的展開」流通経済大学専任講師隅谷 史人
「責任保険者の防御義務・解決義務に関する検討」岩手大学准教授深澤 泰弘
(4)第4部会
「証券市場における情報開示制度――投資家の合理性と非合理性に着目して」成蹊大学准教授湯原 心一
「支配権取引のコーポレート・ガバナンス――集合行為及び情報の非対称性問題と裁判による事後的審査」ニューヨーク州弁護士渡邊 健樹
「支配株主による会社支配と企業統治――スウェーデン法からの示唆」高崎経済大学准教授尾形  祥
「上場会社における経営者報酬の規律」首都大学東京准教授尾崎 悠一
II ワークショップ (10月8日 昼食後~)
A「約款規制を支える現象と価値」
報告者京都大学准教授西内 康人
司会者北海道大学教授田村 善之
B「特殊な活動に関する無過失責任法制――宇宙活動法案と原賠法からの理論的反省」
報告者学習院大学教授小塚 荘一郎
III 日本私法学会シンポジウム(10月9日 9時30分~17時00分)
(1)「多角・三角取引と民法」
司会者東京大学教授河上 正二
明治大学教授中舎 寛樹
報告者
問題提起明治大学教授中舎 寛樹
下請負・マンション分譲・サブリース・転貸借――契約の連鎖と従属的関与者明治大学教授長坂 純
第三者与信売買・ファイナンスリース・フランチャイズ――契約結合からネット契約へ北海道大学教授藤原 正則
多角的発想からする法律構成の可能性明治大学教授中舎 寛樹
多角取引(三角取引)の意義・構造・法的性質と機能──多角取引・三角取引を見るもう一つの視点東京大学教授河上 正二
小  括明治大学教授中舎 寛樹
コメンテーター武蔵野大学教授池田 真朗
椿  寿夫
(2)「変化するコーポレート・ガバナンス」
司会者中央大学教授大杉 謙一
報告者
平成26年会社法改正の背景とシンポジウムの企画趣旨中央大学教授大杉 謙一
コーポレート・ガバナンスにおける規制手法の考察─―ソフトローの側面を中心として中央大学教授野田  博
エンゲージメントの時代における機関投資家の役割──日本における新しい投資家像構築を目指して投資家フォーラム運営委員江口 高顕
アクティビスト・ヘッジファンドとコーポレート・ガバナンス同志社大学准教授白井 正和
コーポレート・ガバナンスに関する新しい開示情報とその分析弁 護 士澤口  実
経営学からみたコーポレート・ガバナンス改革神戸大学教授三品 和広
IV 総会(10月9日 12時05分~12時30分)