日本私法学会第79回(2015年度)大会のお知らせ【10月10日、11日開催】

日本私法学会第79回(2015年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2015年10月10日(土)・11日(日)
場所:立命館大学衣笠キャンパス
(〒603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1)

大会会報・資料

第79回大会の会報と資料は以下からダウンロードしてください。

※「大会資料」の訂正について
「大会資料」の一部に誤植がありました。お詫びして以下の通り訂正いたします。

○16ページ「参考文献」欄2行目
(誤)現行不法行為法研究会編『別冊NBL……』
(正)現代不法行為法研究会編『別冊NBL……』

大会次第

I 研究報告(10月10日 10時00分~17時20分)
(1)第1部会
「非営利団体財産に対する離脱者の権利」立教大学准教授山口 敬介
「共通錯誤の歴史的考察――ドイツ法における展開を中心に」立命館大学准教授授中谷  崇
「将来債権譲渡の法的構造――フランス法から示唆を得て」早稲田大学准教授白石  大
「契約の履行過程における債権者の責任」山口大学講師小林 友則
「金銭の担保化の担保法的構造――敷金関係を中心に」日本大学教授清水 恵介
(2)第2部会
「無償契約債務者の責任構造――民法典における責任制限法理の一視座」大東文化大学専任講師萩原 基裕
「不法行為法における被侵害権利・利益の意義――肖像権を手がかりとして」神奈川大学助教遠藤 史啓
「中国法における契約締結上の過失責任法理に関する一考察」北陸大学准教授胡  光輝
「情報提供義務による契約当事者の信頼の保護─損害としての「高値取得」」山形大学准教授小笠原 奈菜
(3)第3部会
「集合的投資スキームにおける出資の払戻し」駒澤大学専任講師三浦 康平
「発行会社倒産時における投資者の債権の処遇――不実開示に係る損害賠償請求権の劣後化の是非」西南学院大学准教授藤林 大地
「グループ経営の規律づけにおける多重代表訴訟制度の役割」京都大学准教授髙橋 陽一
「無過失責任における免責規定の適用要件に関する一考察――災害時の環境汚染を素材としたアメリカ法からの示唆」長崎大学准教授小林  寛
II ワークショップ (10月10日 昼食後~)
A「責任能力と監督義務者責任」
報告者神戸大学教授窪田 充見
司会者東北大学教授水野 紀子
B「M&A契約の検討─価格条項・表明保証条項を中心に」
報告者学習院大学准教授星  明男
司会者東京大学教授藤田 友敬
III 拡大ワークショップ (10月10日 12時50分~15時00分)
「福島原発事故賠償の法的課題――損害論を中心に」
報告者立命館大学教授吉村 良一
北海道大学教授吉田 邦彦
大阪市立大学教授除本 理史
弁護士米倉  勉
コメンテーター立教大学名誉教授淡路 剛久
司会者北海道大学教授吉田 邦彦
IV 日本私法学会シンポジウム(10月11日 9時30分~17時00分)
(1)「不法行為法の立法的課題」
司会者神戸大学教授手嶋  豊
立教大学教授前田 陽一
報告者
企画の趣旨――不法行為法の改正に向けた立法ベースラインの提示京都大学教授潮見 佳男
責任主体への帰責の正当化――帰責原理と立法のベースライン京都大学教授潮見 佳男
不法行為法における「権利又は法律上保護される利益」の侵害要件の立法的課題京都大学教授山本 敬三
損害帰属の法的構造と立法的課題東京大学准教授米村 滋人
損害賠償額の割合的調整――原因競合事例を中心に京都大学教授橋本 佳幸
共同不法行為・競合的不法行為に関する検討早稲田大学教授大塚  直
コメンテーター学習院大学教授能見 善久
立命館大学教授吉村 良一
(2)「会社法・金商法における株式市場価格の意義と機能の探求」
司会者神戸大学教授行澤 一人
報告者
総  論神戸大学教授行澤 一人
金融商品取引法における株式市場価格の意義と利用早稲田大学教授黒沼 悦郎
企業経営と株価神戸大学教授志谷 匡史
上場会社の募集株式の発行に係る有利発行規制と市場価格神戸大学教授行澤 一人
株式買取請求・取得価格決定事件における株式市場価格の機能神戸大学教授飯田 秀総
株式価値評価と現代ファイナンス理論神戸大学教授砂川 伸幸
V 総会(10月11日 12時05分~12時30分)