日本私法学会第78回(2014年度)大会のお知らせ【10月11日、12日開催】

日本私法学会第78回(2014年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2014年10月11日(土)・12日(日)
場所:中央大学法学部

大会会報・資料

第78回大会の会報と資料は以下からダウンロードしてください。

大会次第

I 研究報告(10月11日、10時~17時20分)
(1)第一部会
「譲渡人倒産時における将来債権譲渡担保の効力─ドイツの法状況を参考にして」京都大学准教授和田 勝行
「財産管理人による行為の効果帰属の法理─間接代理人の行為を中心として」静岡大学講師野々上 敬介
「遺言における受遺者の処分権の制限─相続の秩序と物権の理念」東北大学准教授石綿 はる美
「所有権と精神的利益との関係─フランス著作者人格権の法的性質を題材として」岡山大学准教授村田 健介
(2)第二部会
「第三者による子の養育と親権─フランス法からの考察」福岡大学講師白須 真理子
「代理懐胎の合意と公序─フランスにおける人体の不可処分性と人の身分の不可処分性の検討」立教大学准教授幡野 弘樹
「民法四一五条後段「債務者の責めに帰すべき事由」─わが国の契約実務の検証と履行障害免責法理の日米比較」三菱商事株式会社法務部小林 一郎
「相続財産の性質論再考」千葉大学准教授金子 敬明
(3)第三部会
「民事詐欺の違法性と責任」小樽商科大学准教授岩本 尚禧
「環境に対する侵害と民事責任─フランス法における純粋環境損害の賠償を手がかりに」秋田大学講師小野寺 倫子
「医療施設の組織責任─アメリカ法の議論を参考にして」常葉大学准教授峯川 浩子
「慰謝料の客観的算定と副次的機能の拡大─アメリカ精神的苦痛賠償論からの示唆」岡山商科大学准教授下田 大介
(4)第四部会
「アメリカのインサイダー取引規制─「詐欺」責任の発展からの一考察」専修大学専任講師萬澤 陽子
「アメリカ統一商事法典第二編における「合意」を基礎とする契約法理」亜細亜大学准教授木原 浩之
「非営利法人の役員の信認義務─営利法人の役員の信認義務との比較考察」学習院大学准教授松元 暢子
「株主提案権とプロキシー・アクセス」名城大学教授吉行 幾真
「損害保険契約における利得禁止原則について」中京大学准教授岐 孝宏
II ワークショップ (10月11日、昼食後~)
A「機能主義的法解釈論と概念法学との架橋」
報告者東北大学准教授得津 晶
司会者京都大学教授山本 敬三
B「改正会社法における企業結合規制の現状と課題」
報告者大阪市立大学教授高橋 英治
司会者東京大学教授神作 裕之
III 拡大ワークショップ (10月11日、12時50分~15時)
「民法(債権関係)改正の論点と検討課題」
司会者早稲田大学教授秋山 靖浩
報告者早稲田大学教授三枝 健治
早稲田大学教授後藤 巻則
早稲田大学教授磯村 保
早稲田大学教授瀬川 信久
コメンテーター早稲田大学教授山野目 章夫
IV 日本私法学会シンポジウム(10月12日、9時30分~17時)
(1)「財の多様化と民法学の課題」
司会慶應義塾大学教授金山 直樹
慶應義塾大学教授平野 裕之
報告
財の多様化と民法学の課題─総論早稲田大学教授吉田 克己
民法体系と物概念慶應義塾大学准教授水津 太郎
財の無体化と財の法東京大学教授森田 宏樹
財の集合的把握と財の法慶應義塾大学教授片山 直也
財の多様化と救済論慶應義塾大学教授松尾 弘
コメンテーター
民法の観点から京都大学教授横山 美夏
知的財産法の観点から北海道大学教授田村 善之
(2)「現代相続法の課題」
司会東京大学教授中田 裕康
立命館大学教授二宮 周平
報告
日本相続法の現状と課題─贈与と遺贈の解釈を素材として東北大学教授水野 紀子
包括遺贈と相続分指定─立法的課題を含む京都大学教授潮見 佳男
遺産共有法の解釈─合有説は前世紀の遺物か?一橋大学教授小粥 太郎
金銭債務と金銭債権の共同相続神戸大学教授窪田 充見
遺留分減殺請求大阪大学教授松川 正毅
信託法と相続法─同時存在の原則、遺言事項、遺留分東京大学教授沖野 眞已
コメンテーター東京大学教授大村 敦志
早稲田大学教授松原 正明
(3)「新株発行等・新株予約権発行の法規制をめぐる諸問題」
司会神戸学院大学教授本 健一
報告
総論神戸学院大学教授本 健一
ライツ・オファリング京都大学教授洲崎 博史
第三者割当て大阪大学准教授久保田 安彦
閉鎖的な公開会社における新株発行の瑕疵と救済手段─支配権争奪と新株発行無効事由をめぐる判例の検討
名古屋大学准教授松中 学
日本の経営者インセンティブとストック・オプション早稲田大学教授久保 克行
新株発行等に関する規制─金商法の視点から同志社大学教授川口 恭弘
V 総会(10月12日、12時10分~12時30分)