日本私法学会第77回(2013年度)大会のお知らせ【10月12日、13日開催】

日本私法学会第77回(2013年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2013年10月12日(土)・13日(日)
場所:京都産業大学法務研究科・法学部

大会会報・資料

第76回大会の会報と資料は以下からダウンロードしてください。

大会次第

I 研究報告(10月12日、10時~17時20分)
(1)第一部会
「抵当権者の「追及権」について─抵当権実行制度の再定位のために」東北大学准教授阿部 裕介
「仮登記制度と不動産物権変動論─物権債権峻別論を基軸として」早稲田大学准教授大場 浩之
「土地所有権論の再定位─ドイツ相隣法上の調整請求権の分析から」島根大学准教授張 洋介
「代位物に対する優先権の付与─目的物が売却された場合における所有者・担保権者の処遇」慶應義塾大学准教授水津 太郎
「区分所有権の法的構成と区分所有者の団体の位置づけ」静岡大学准教授藤巻 梓
(2)第二部会
「損害賠償法における素因の位置」小樽商科大学准教授永下 泰之
「フランス法における非財産的損害の把握─人身損害賠償における項目設定に着目して」大阪府立大学准教授住田 守道
「不法行為法による経済的利益の保護とその態様─「純粋経済損失」概念の意義に関する一考察」沖縄大学准教授吉本 篤人
「不法行為法における責任内容確定規範の考察」京都大学准教授長野 史寛
(3)第三部会
「代理権濫用論─本人による監督措置不作為の場合を念頭に置いて」下関市立大学准教授平山 也寸志
「イギリスの成年後見制度に関する比較法的考察─国際的潮流である「自己決定支援」の発想からみた代行決定制度の再考への示唆」法政大学教授菅 富美枝
「契約不履行と第三者─フランスにおける「契約の対抗」理論の意義」同志社大学准教授荻野 奈緒
「フランスにおける会計監査役の民事責任」新潟大学専任講師内田 千秋
「循環取引に関する取引法的検討─統一的な判断枠組みの構築に向けて」弁護士遠藤 元一
(4)第四部会
「少数派株主保護の法理─抑圧および不公正な侵害行為の救済制度と株主代表訴訟制度による救済」九州共立大学准教授森江 由美子
「金融商品取引所のコーポレート・ガバナンス規制と金商法」南開大学専任講師温 笑侗
「手続的側面を重視した少数株主締め出し規制」近畿大学専任講師伊藤 吉洋
「米国金融改革法を中心とする国際金融法制の展開と日本への影響─法と実務の接点」日本大学教授藤川 信夫
II ワークショップ (10月12日、昼食後~)
(1)第一部会
A「私法統一のもたらす価値」
司会者・報告者北海道大学教授曽野 裕夫
報告者東京大学教授藤田 友敬
B「法解釈の方法について」
報告者京都大学名誉教授前田 達明
司会者大阪市立大学教授高橋 眞
C「会社法罰則の検証」
司会者・報告者立命館大学教授山田 泰弘
コメンテーター慶應義塾大学教授伊東 研祐
III 日本私法学会シンポジウム (10月13日、9時30分~17時)
(1)シンポジウム「震災と民法学」
司会東京大学教授河上 正二
同志社大学教授安永 正昭
契約外在的リスクと事情変更の原則東京大学准教授石川 博康
罹処法など・不動産法上の問題早稲田大学教授山野目 章夫
早稲田大学教授秋山 靖浩
契約法における災害時のインターフェイス東北大学教授渡辺 達徳
民法における二重債務問題一橋大学教授小粥 太郎
大災害と損害賠償法東北大学准教授米村 滋人
「死」に関する規律東北大学教授水野 紀子
コメンテーター学習院大学教授能見 善久
弁護士津久井 進
(2)シンポジウム「株式保有構造と経営機構─日本企業のコーポレート・ガバナンス」
司会東京大学教授藤田 友敬
本シンポジウムの目的東京大学教授藤田 友敬
日本企業の株式保有構造─歴史的進化と国際的特徴早稲田大学教授宮島 英昭
株式保有構造と会社法─「分散保有の上場会社のジレンマ」を越えて東京大学准教授田中 亘
日本企業の取締役会の進化と国際的特徴九州大学准教授内田 交謹
取締役会の独立性と会社法東京大学教授神作 裕之
コメンテーター東京大学教授柳川 範之
京都大学教授前田 雅弘
IV 総会(10月13日、午後12時5分~12時30分)