日本私法学会第82回(2018年度)大会のお知らせ【10月13日、14日開催】

日本私法学会第82回(2018年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2018年10月13日(土)・14日(日)
場所:東北大学川内キャンパス
(〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内41)

大会会報・資料

第82回大会の会報(大会プログラム)と資料は以下からダウンロードしてください。

大会次第

I 個別報告(10月13日 10時00分~17時20分)
(1)第1部会
「ドイツにおける事実的不能の位置づけ」中京大学准教授大原 寛史
「双務契約の牽連性と担保の原理――フランス法における同時履行の抗弁を中心として」北海道大学准教授岩川 隆嗣
「責任財産の分割と移転のための一考察――フランスにおけるパトリモワヌ概念をめぐる諸理論を参照して」一橋大学専任講師小峯 庸平
「委任者の意思と受任者の権限」上智大学准教授大塚 智見
「組合財産の構造における財産分割の意義」 千葉大学准教授平野 秀文
(2)第2部会
「サイバー社会における私法上のプライバシー・自己決定の保護に関する一考察――アメリカの議論を参考に」立命館大学准教授角本 和理
「契約責任の時間的延長に関する一考察――契約余後効論を素材にして」白鴎大学准教授蓮田 哲也
「ドイツにおける約款規制の労働契約への展開――約款の一般法理のための研究序説」大阪経済法科大学准教授石上 敬子
「医療過誤についての新契約責任説」 立命館大学教授平野 哲郎
(3)第3部会
「事業再生における社債権者の意思決定の法的規律」神戸大学准教授行岡 睦彦
「不動産投資信託(REIT)の買収・再編における利益相反問題」華東師範大学副教授段   磊
「会社の倒産手続における株主債権の劣後的取扱いについて」 富山大学講師増田 友樹
「保険金受取人先死亡の場合の保険金請求権の帰属――日本の立法政策に関する考察」放送大学教授李   鳴
「詐害的会社分割における残存債権者保護――ドイツ法からの示唆」 大分大学准教授牧 真理子
(4)第4部会
「親会社等の経営責任」島根大学教授洪 済植
「取締役倒産責任論の構造――対第三者責任の集団的処理論の可否」国士舘大学教授武田 典浩
「会社従属法の設立準拠法主義とその展開――適用範囲をめぐる議論を中心に」沖縄国際大学准教授伊達 竜太郎
「中国会社法における取締役の忠実義務に関する比較法的考察――日本法及び米国法との比較を通して」長崎大学准教授張 笑男
「支配株主による締出しの場面における株主間の利害調整」 信州大学講師寺前 慎太郎
II ワークショップ (10月13日 昼食後~)
「商業登記の現代的意義─会社手続の適正性担保機能の視点から」
司会者学習院大学教授小出 篤
報告者同志社大学教授舩津 浩司
III 拡大ワークショップ (10月13日 13時00分~15時00分)
「震災・原発事故と不法行為法」
司会者神戸大学教授窪田 充見
司会者北海道大学名誉教授瀬川 信久
報告者東京大学教授米村 滋人
報告者早稲田大学教授大塚 直
報告者名古屋大学教授下山 憲治
報告者北海道大学名誉教授瀬川 信久
IV 日本私法学会シンポジウム(10月14日 9時30分~17時00分)
(1)「強行法と任意法─民法財産法を中心として」
司会者早稲田大学教授近江 幸治
東京大学教授大村 敦志
報告者
企画の趣旨早稲田大学教授近江 幸治
半強行法概念の生成と展開明治大学教授椿 久美子
物権法規定の強行法性明治大学教授川地 宏行
判例における強行法と任意法東洋大学教授芦野 訓和
ソフトローに違反する法律行為──ガイドライン違反の裁判例を素材として早稲田大学教授青木 則幸
実務からみた強行法・任意法弁 護 士髙井 章光
任意法の指導形像機能(Leitbildfunktion)について青山学院大学教授河上 正二
コメンテーター京都大学法学博士椿 寿夫
(2)「株主総会の変容と会社法制のあり方」
司会者京都大学教授前田 雅弘
報告者
はじめに京都大学教授前田 雅弘
株主総会の電子化京都大学教授北村 雅史
機関投資家の議決権行使──スチュワードシップ・コード導入の光と影立命館大学教授村田 敏一
株主総会に関する近年の裁判例──決議の効力を争う訴えに関する論点同志社大学教授伊藤 靖史
利益供与規制のあり方大阪大学准教授松尾 健一
実務家からみた株主総会の課題と展望弁 護 士武井 一浩
コメンテーター東京大学教授神作 裕之
V 総会(10月14日 12時10分~12時30分)