日本私法学会第68回(2004年度)大会のお知らせ【10月10日、11日開催】

日本私法学会第68回(2004年度)大会は、下記のとおり開催されることになりましたので、お知らせいたします。

期日:2004年10月10日(日)・11日(月)
場所:上智大学法学部

(〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1)

大会次第

I 第1日 研究報告・ワークショップ
(1)シンポジウム「信託法と民商法の交錯」(10月10日、午前9時半~午後5時)
司会京都大学教授佐久間 毅
神戸大学教授行澤 一人
報告
はじめに東京大学教授道垣内 弘人
 財産―人と財産との関係から見た信託京都大学教授横山 美夏
 組織―信託の基礎的変更を素材として東京大学教授神作 裕之
 責任―有限責任と不法行為責任・工作物責任筑波大学教授弥永 真生
 救済―受託者の「利益の吐き出し」責任について学習院大学教授沖野 眞已
 行為―帰属メカニズムについて東京大学教授道垣内 弘人
各報告については、NBL791号をご参照下さい
(2)シンポジウム「国際会社法」(10月10日、午前9時半~午後5時)
報告
 総論東京大学教授落合 誠一
国際会社法をめぐる実務上の諸問題弁護士武井 一浩
会社法の抵触法的分析立教大学助教授早川 吉尚
企業組織の国際的再編名古屋大学助教授中東 正文
 国際的な結合企業関係東京大学教授藤田 友敬
コメンテーター京都大学教授前田 雅弘
学習院大学教授神前 禎
各報告については、NBL791号をご参照下さい
II 研究報告(10月11日、午前10時~午後5時5分)
1)第一部会
「民法第四二三条の一身専属権について」香川大学助教授辻上 佳輝
「民法と行政法の相互補完の可能性―環境法における議論を起点として」近畿大学専任講師宮澤 俊昭
「可分債権は遺産分割手続上いかに取り扱われるべきか」東洋大学教授岡部 喜代子
「親権者による財産管理権の濫用的行使の規制」山形大学講師合田 篤子
(2)第二部会
「賠償責任の割合的軽減と公平の理念―被害者の自殺事例を手がかりにして」三重大学助教授石橋 秀起
「不動産以外の財産に対する抵当権の効力―フランス実体法及び手続法に おける債権に対する効力拡張制度を参考として」大阪市立大学助教授高橋 智也
「対価の縮減の法理について―ドイツ法を参考にして」立教大学助教授原田 昌和
「併存的債務引受に関する一考察―ドイツにおける類型論を素材として」獨協大学助教授遠藤 研一郎
(3)第三部会
「ドイツ株式法における利用権の現物出資」福岡大学専任講師久保 寛展
「企業組織再編と会社法による債権者の保護」東北大学助教授松井 智予
「社外取締役の監視義務と法的責任」駒澤大学助教授川口 幸美
「契約関係における情報提供義務-『契約上の債務』としての再構築」静岡大学専任講師宮下 修一
(4)第四部会
 「保険契約における損害防止義務―保険市場に内在するモラル・ハザード防止機能という観点から」近畿大学助教授野口 夕子
「証券発行市場の法制度論―アメリカ法における実体的規制を中心に」國學院大学専任講師若林 泰伸
 「支配株式の取得規制と敵対的企業買収への防御策」名古屋商科大学専任講師家田 崇
「ビジネス・トラストの制度化とその進展」近畿大学専任講師工藤 聡一
III ワークショップ(10月11日、Bについては総会終了後~、A、Cについては午後1時~)
A テーマ「包括根保証」
担当者・報告者・司会者学習院大学教授野村 豊弘
B テーマ「コーポレート・ガバナンスと法の役割」
担当者・報告者一橋大学教授野田 博
司会者成蹊大学教授宍戸 善一
コメンテーター中央大学教授大杉 謙一
C テーマ「事業再生ファイナンスの法律問題」
担当者・報告者中央大学教授野村 修也
司会者東京大学教授岩原 紳作
IV 拡大ワークショップ(10月11日、午後1時~3時)
テーマ「人事訴訟法の制定と家庭裁判所・家族法」
担当者・司会者・コメンテーター東京大学高田 裕成
報告者早稲田大学梶村 太市
コメンテーター東北大学水野 紀子
V 総会(10月11日、午後12時~12時30分)